大阪女子短期大学の美しい図書館の3階には、先生方の研究室があります。研究室は廊下を挟んで両側にズラーッと並んでいます。私は製菓実習という授業でお世話になっている高坂先生の研究室を訪問しました。
高坂先生は普段も生徒とコミュニケーションをとりやすい様に、実習室にいることが多いです。そのためか、研究室にはあまり物が置いてありませんでした。
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高坂廣志先生 |
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先生には、「無形の食材を有形の製品に完成される過程において人間としての生活上、必要な楽しみ、期待、愛情、緊張、そして充実感など様々なものを学び取ることができると考えています。地域住民の和や連携に役立ち、交流や文化産業の発達にお菓子が果たしてきた役割は計り知れない」とおっしゃっていました。 |
以前、ホテルで働いていたこともある先生の授業では技術面や芸術面はもちろんのこと厳しさやけじめも学ぶことができます。毎回、配布されるレシピにお菓子の名前の由来などが載せられています。興味深いことばかりでいつも見入ってしまいます。
なぜ、そんなに詳しいのかと以前から不思議に思っていましたが、「日本洋菓子史」という書籍に沢山の印を見つけ、日々勉強していらっしゃるということが分かりました。「お菓子の由来を自分の見解をいれて楽しむ」とおっしゃていました。
もっと先生のお話を聞いていたいのですが、ホテルでの講習や大学での講演と忙しい様なので、次回再び訪問したいと思います。
2年間という短い間しか教わることができませんが、高坂先生に教わったことは決して忘れないでしょう。 |
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シャルロット・オ・シトロン |
クロカンブッシュ |
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