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−堺市長を訪問して−

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年明け早々1月8日(木)午後1時から約30分間、木原敬介堺市長への表敬訪問が行われました。その日は1月とは思えないほど暖かく雲ひとつない快晴でした。本コンソーシアムからは、南努理事長(大阪府立大学学長)、村田晴夫副理事長(桃山学院大学学長)、山田浩之副理事長(羽衣国際大学学長)、小股憲明事務局長(大阪女子大学教授)が訪問し、堺市からは、木原市長をはじめ内原助役、指吸理事、木戸理事、向井政策調整担当課長が同席されました。 |
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会談に先立ち小股事務局長より、本コンソーシアムに対するこれまでの堺市からの積極的な資金的、人的支援に対し御礼が述べられました。そして、今後の堺市と本コンソーシアムおよび加盟各大学との連携を一層発展させ、相互に実りの多い関係を築いていくという観点から、大いに語り合うことができればと思っています、との発言から会談はスタートしました。
初めに南理事長より、南大阪地域大学コンソーシアムの現況と今後の取り組みについて簡単に説明がありました。また、4月から入居するさかい新事業創造センターについては、コンソーシアム、大阪府立大学いずれの立場としても、産学連携の1つの柱として考えていること、産学官連携については、従来個別の大学での対応であったが、これからはコンソーシアムという組織として連携していく形を進めてはどうか、との発言がありました。
村田副理事長からは、今の時代、大学は地域と共に発展していく時代であり、コンソーシアムとしても今後一層地域を核としながら、高等教育を十分に充実させていきたい。また、桃山学院大学は堺市ではなくなったが、関空も含め、もう少し広域での発展を考えたスタンスで堺市と一緒にできればいい、との発言がありました。
山田副理事長からは、コンソーシアムは南大阪としてまとまってやっていけば機能する。地域経済には文化が大事であり、堺市は現在、地域経済が衰退したが文化に力を入れることで経済が盛り返した70年代の米国と似たような形があるので、コンソーシアムと一緒にできることがあるように思う、との発言がありました。
続いて、各大学での社会人教育の現状についてそれぞれ説明があり、地域に開かれた大学となっていることが示されました。
そのほか、堺市で個別に行われている審議会や調査などについては、組織的にコンソーシアムに相談していただき人を出すようにしてもらえればいいとの南理事長の発言に対して、指吸理事からは、そうなるといいが、そのためには堺市でもシステムを整備する必要があると応じられました。組織的な連携への期待と今後システムの整備がお互いに必要である、との認識で一致しました。
最後に小股事務局長からは、大学の学生は全国から集まってくるが、堺だからこそ集まるといった町になってほしい、そういう町になるためにお手伝いをしたい、との発言がありました。
一方市長からは、さかい新事業創造センターは、南大阪が発展するために、産学連携で産業支援をしていくような拠点として作られたこと、コンソーシアムに対しては、大学の知的資源をもっと生かしてほしいとの発言がありました。最後に、企画部を窓口にして話し合いの場をもち、毎年目標をもっていろいろ創造し、実現していくことができればいいとの期待が述べられました。
初めての市長との会談でしたが、和やかな雰囲気の中、自由でさっくばらんな話し合いが進み、相互の理解と今後への期待が伺える内容となりました。今後もこのような席が定期的に設けられることが望まれます。
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学生クラブ・アクトとは、学生が社会を体験する場として、企業、地域、学校、行政などから受託したプロジェクトを学生自身が企画・立案・実行する組織です。インターンシップとは一味違った社会体験がきっとできるはず。学生クラブ・アクトの情報は今後ホームページに掲載予定です。乞うご期待!! |
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