桜の蕾もまだ堅い3月18日、大阪女子大学70周年記念ホールにて、NPO法人認証記念シンポジウム『新しい大学像を探る〜「連携」という視点からの改革〜』を開催しました。大学関係者をはじめ企業・行政関係者、市民の方など約120名もの参加があり、これからの大学のあり方や地域社会の発展に向けて大学が果たすべき役割について、強い関心が寄せられていることを、当コンソーシアム関係者も改めて認識した次第です。
 慶應義塾大学大学院教授・妹尾堅一郎氏の基調講演では、『産学連携、学術事業と地域振興』と題し、慶應義塾大学が各地域の特性に合わせて行っている産学連携事業が紹介され、また、産学連携がねらうべき具体的フィールドが示されて、大学コンソーシアムが目指すべき産学連携のあり方について示唆を頂きました。
 パネルディスカッションでは、パネリストに立命館大学教授・林堅太郎氏、エール学園理事長・長谷川恵一氏、(株)ソフトウェアテクニカルサポート代表取締役・辻阪京子氏、カリフォルニア大学東京スタディセンター所長・福来寛氏をお招きし、本コンソーシアムの個人会員である阪南大学副学長・堀川紀年氏がコーディネーターを務めました。
 各氏からは、大学と地域社会の具体的な連携の方策や、地域社会において、大学・大学コンソーシアムの担うべき役割などが幅広い視点から述べられ、会場の参加者からの質疑も交えて活発に議論が行われました。
 シンポジウムについての詳しい内容は、5月中旬頃、報告書としてとりまとめる予定です。詳しいお問い合わせは事務局まで。
妹尾堅一郎氏
シンポジウム、基調講演登壇者名
基調講演 『産学連携、学術事業と地域振興』
講師  
妹尾 堅一郎 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授
東京大学先端科学技術センター特任教授
パネルディスカッション
パネリスト
辻坂 京子 (株)ソフトウェア・テクニカル・サポート代表取締役
長谷川 恵一 学校法人エール学園理事長
林 堅太郎 立命館大学産業社会学部教授
福来 寛 カリフォルニア大学東京スタディセンター所長
カリフォルニア大学サンタクルーズ校社会学准教授
コーディネーター
堀川 紀年 阪南大学副学長、日本観光研究学会副会長
 
◆学生ベンチャースクール  開催日:2月13日、14日、17日
 2月に開催された「学生ベンチャースクール」には、大阪府立大学、大阪芸術大学、帝塚山学院大学、阪南大学、大谷女子大学、大阪大学などから12名の学生の参加がありました。参加者の男女比は半々で、実際に起業に興味のある学生の参加が多かったこともあり、「普段の大学の講義とは異なる体験」ができたなど、今回の企画や講義の内容は好評でした。また、「大学連携」の重要性から、コンソーシアムの活動を評価する意見も聞かれました。
南大阪地域講座  開催日:2月15日、22日、3月1日
 2月から3月にかけて「発見!南大阪−歴史・文化・人・まち・産業―」をテーマに「南大阪地域講座」を開講しました。参加者数は堺市をはじめ南大阪地域などから延べ340人を超えました。
 南大阪地域の大学教員等を講師に3日間にわたって開催された9回の講座は、「新鮮で幅広い視点から南大阪地域を見つめ直すことができた」と好評で、多くの参加者から継続開催を希望する声が寄せられました。また、講師の中には現役の能楽師もおられ、貴重な能面や装束の数々を多数持ち込まれるという嬉しいハプニングも。実際に能面や装束に触れる貴重な体験に、受講者の方々からため息がもれていました。

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☆穏やかな春なのに世界情勢は混迷。私達コンソーシアムも、異文化理解と世界平和を視野に入れて、小さな活動を積み重ねていきたいと思います。(あ)☆大コンも2年目に入り、さぁこれからだ!という時に人事異動。関係者の皆さん大変お世話になりましたm(__)mこれからも“南”大コンを応援しています!(う)☆怒涛の半年が終わり、ほっ。桜前線とともにコンソも花開きますように。(ん)
特定非営利活動法人南大阪地域大学コンソーシアム
ニュースレター第1号(2003年5月1日発行)
発行:特定非営利活動法人 南大阪地域大学コンソーシアム事務局
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