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半 日 で

(阪堺電車沿線地域)

半 か じ り

 
   

南大阪の歩き方(阪堺電車沿線地域)

「半日で 堺 半かじり」(ポームページ用要旨)

 
  私たちはある日の正午、日ごろから興味のあった刃物製作を体験し、和菓子を食べたいと思い、
 「天王寺駅前」駅から阪堺電車に乗って堺市に向かいました。途中の車内は現代の忙しさを忘れ
  させてくれる癒しの空間・・・贅沢にも、つい時間を忘れてしまいました。
 
   さて、刃物製作を体験する前に、堺が誇る刃物についての基礎知識をつけておく方が良いと思
  い、私たちはまず、妙国寺駅近くの『堺HAMONOミュージアム』に行きました。
   多種多様な刃物が陳列され、刃物のもつ深さと魅力を学ぶことができました。そして、「高須神
  社」駅まで戻り、江戸時代の鉄砲鍛冶屋敷の面影を残す旧鉄砲鍛冶屋敷を見学しながら、『藤
  井刃物製作所』に到着しました。
 
   まず、「荒研ぎ」という作業をしました。木製の型に包丁をはめ、鉄のハンドルを利用したテコの
  応用により、粗い目の回転研石で全体を荒く研いでいきます。刃先の肉を落としていきながら角
  度を決め、木の台の上でゆがみを調整します。このあと、「平研ぎ」、「裏研ぎ」、「本研ぎ」、「刃
  引き」・・・と作業が続き、徐々に包丁に刃がつけていきます。
 
    最初 は機械の音が怖くて、刃を研ぐ作業を何回もしなければならないのかと思うと不安でした
  が、ほんの少し研いただけで、元の色とは違ったつやが出てきて、出来上がりがどのようになる
   のか楽しみになりました。こうしているうちに、世界に1つだけのオリジナル包丁が完成しました。

   3時間にもおよぶ刃物づくりで少しお腹がすいたので、「高須神社」駅から「大小路」駅まで阪堺
  電車に乗って、堺の伝統ある「和菓子」を食べに行くことにました。その途中、山之口商店街でと
  てもユニークな取り組みに出会いました。それは、大小路界隈で事業を営む人々や企業による『
  大小路夢界隈倶楽部』という組織でした。商店街の空き店舗跡を利用して、まちづくりギャラリー
  &サロン「夢庵」を自らの手で建設し、そこを拠点に様々な活動を展開されています。偶然にも、
  会員の方にお話をうかがうことができましたが、みなさんの地域に対する情熱に圧倒しました。

   『大小路界隈夢倶楽部』を出て、少し歩くと、第2の目的地である『丸市菓子舗』がありました。
  私たちは、千利休が愛した天下の名碗・斗々屋茶碗にちなんだ「斗々屋」を買い、近くの開口(
  あぐち)神社に立ち寄ることにしました。
   開口神社は天平 18年に行基が境内に念仏寺を建立、大同元年に 空海(弘法大師)が宝塔を
  建てたことで「大寺」とも呼ばれている 歴史ある神社ですが・・・大胆にも(!)、この神社で伝統
  ある和菓子をまるかじりすることにしました。
   また、 先ほどの『大小路界隈夢倶楽部』のみなさんによって、神社内にある『金龍井』が復元さ
  れており、大都会で井戸水を汲めるなんて思ってもみなかった私たちはおもわず、童心に戻って
  はしゃいでしまいました。さらに山之口商店街には、若者向けのカフェが新たに出店しており、今
  後の商店街の動向には目が離せません。

   さて、時計の針も5時を過ぎて、私たちの旅はいよいよフィナーレに近づいてきました。
   旅の終わりにはおみやげということで、近くの『曽呂利』で、スポンジのような焼き皮にあっさりし
  た白餡がたっぷり詰まった「大鏡」を買いました。そして、 夕暮れになったところで私たちは阪堺
  電車で天王寺へ戻るため、最寄りの「寺地町」駅に向かいました。

   これで私たちの旅「半日で 堺 半かじり」は終わります。
   天王寺へ戻る阪堺電車のなかで、私たちは今日の半日を思い出しました。
   たくさんの種類の刃物、刃物づくりの醍醐味、山之口商店街のみなさんの熱い想い、和菓子の
  甘さ、そして・・・またこのまちに遊びに来てみたい − 私たちはそう思いながら、帰路につきました。
 
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