昨年度より検討を続けてきた大学連携教育プログラムがいよいよ始動いたしました。大きな柱は、エクステンションプログラム、単位互換システム、高等学校・大学連携事業です。以下にその進捗状況をご報告します。
■エクステンションプログラム
エクステンションプログラムについては、今年度は初の試みとして、帝塚山学院大学、羽衣国際大学・羽衣学園短期大学、桃山学院大学が共同でちらしを作成し、関係大学に講座への参加を呼びかけています。次年度以降は、より多くの大学に参加を呼びかけるとともに共同講座を設けるなど、コンソーシアムの学生がより参加しやすい仕組みの充実を図っていく予定です。エクステンションプログラムの相互公開・開発により、大学間および学生の交流の活発化が期待されています。
またエクステンションプログラムの一環として、教職員の共同研修を実施していきます。これは今日の大学が直面する様々な問題についてコンソーシアム関係者が課題認識を共有し、協力して相互の発展を図っていこうとするものです。初回は来春2月12日(木)に開催します。詳しくは第8面をご覧下さい。
■単位互換システム
この11月より、関係大学に「単位互換検討作業部会」への参加を呼びかけています。これは平成16年4月からの単位互換実施を目指す作業部会で、制度導入に前向きに検討する大学の実務担当者により構成され、各大学の提供科目、学生受け入れ条件、包括協定など制度運営の具体的手法等について検討していくものです。単位互換の実施により、大学間および学生の交流が活発化するとともに教育の充実、大学間連携の地域へのアピールが期待できます。第1回作業部会は、12月末〜1月初旬頃開催予定です。作業部会に参加を希望される大学は、コンソーシアム事務局までお問い合わせ下さい。
■高等学校・大学連携事業
大学・短期大学進学率が約50%となった今日、大学と高等学校との連携を深めていくことは、地域全体の教育力の向上にますます重要と考えられます。本コンソーシアムでは、会員大学と南大阪地域の高等学校との連携を深めるため、12月10日に「高等学校・大学連携意見交換会」を開催しました。コンソーシアムと高等学校関係者が一同に介し互いの意見・ニーズを語り合うのはコンソーシアムとしても初めての試みでしたが、率直な意見が飛び交いました。
コンソーシアムではこの会合を第一歩とし、高等学校関係者のコンソーシアム参加についても検討するなど、高等学校と大学とのより有意義な連携のあり方について検討を重ねていく予定です。詳しくは第8面をご覧下さい。
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